マグネステン®についてよくお問い合わせいただくご質問をまとめました。
下記以外にもご不明な点やご質問がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。
Q.一般的なステンレス金網との最大の違いは何ですか?
A.オーステナイトとフェライト両方の特徴を併せもつ二相系ステンレスの金網となります。通常のオーステナイトよりも高い耐食性・高強度を持ち、磁石に反応する磁性を有しております。
Q.どのようなところで使用されることが多いですか?またどのような用途に適していますか?
A.ふるい金網の異物混入を防ぐ為に、食品関連会社様や製薬会社様のふるい金網として使用されていることが多いです。製造ライン中に万が一破損後の破片が混入しても金属検知器での検出や、マグネットキャッチャーでの回収が容易になります。また、SUS316などと比較しても塩素系腐食に対して優れた耐食性を持っている為、海水や塩分を含む液体、化学プラントなどの用途にも適しています。
Q.マグネステンには磁石のように金属片などの異物を付着させて除去することはできますか?
A.マグネステンは「磁性」を有していますが、「磁力」は持っていません。そのため、マグネットキャッチャーのように異物を引き寄せて除去する効果はありません。あくまで磁石に反応する金属であり、磁石のように自ら吸着する機能はございませんのでご注意ください。
Q.使用していくうちに磁性がなくなり、磁石に反応しなくなることはありますか?
A.通常使用で磁性がなくなることはありません。表面加工等ではなく材料自体が磁性を有している為、破断したわずかな破片でも基本的に磁性がなくなることはありません。
Q.一般的なステンレス金網と比べるとどちらが破れにくいのでしょうか?
A.破れにくさに関しては使用環境、使用状況により破れる原因が異なる為、どちらが破れにくいということは明確に判断しかねます。一般的なステンレスより引張強度が高い反面、硬度も高くなります。その為、折り曲げや衝撃などの条件下では一般的なステンレスに比べ、破れやすくなる可能性はございます。
Q.一般的なステンレスと比べると溶接などの加工性に違いはありますか?
A.多少の違いはございます。強度が高い為、加工や溶接にはいくつか注意点が必要です。溶接中に変形しにくく、熱が入りにくい為、溶接操作がやや硬めに感じられることがあります。
Q.金網を購入する際の最小ロットなどはありますか。
A.在庫がある金網に関してはカットして販売が可能な為、最小ロットはございません。金網は基本幅m × 長さ約30mにて在庫しております。そこから必要分をカットして販売が可能です。在庫が無いものに関しては、受注生産となりますので最少ロットをご相談させていただくことがあります。
Q.在庫一覧表にない金網の製作も可能ですか。
A.はい。線形、メッシュの組み合わせ次第となりますが受注生産にて対応可能な場合がございます。ご相談いただきましたら見積させていただきますのでお気軽にお問い合わせください。
Q.網ではなく線(材料)のみの購入することは可能ですか?
A.申し訳ございません。線材メーカー様との取り決めにより線(材料)のみの販売は行っておりません。
Q.ミルシート(材料証明書)の発行は可能ですか?
A.発行可能です。ご注文いただきました金網のミルシートは無償で発行させていただきます。
Q.一般的なステンレス金網に比べて価格はどのくらい変わりますか?
A.金網の種類にもよりますが、通常在庫しているマグネステンに関していえば、約2~3倍ほどの価格となります。
